先週金曜日に『ライオンの会』(古きよきモノ)があり、今年一番の暴風の中、まち歩き(しかも海沿い)をしてきました。。。 ま、それはそれで楽しかったのですが。 その後お昼ご飯はみんなで『楽之軒(らくしけん)』に行きました。
こちらの女将さんのご自宅と我が家は近く、よく犬のお散歩で通るときには声をかけてくださいました。庭談義に花が咲きご自宅にもお邪魔したのですが、突然の訪問にもさりげなくお料理を出して下さり、その上品な味! そしてセンスのよさ!!
お蔵でできたお店にはずーっと行ってみたいと思っていました。お誘いも頂いていたのですが、私たちがお客としておもてなしをしていただくにはまだ早すぎるようで今に至るだったのですが。。。ようやく夢が叶いました。
もともと東京生まれの女将さんはとても直江津を気に入っていらっしゃいます。そんな女将さんに直江津のまちづくりのあり方について意見を聞かせていただくという目的もあったのですが、お料理とおもてなしにすべてが表れていたように思います。 感動でした。
(デジカメ不携帯が悔やまれる!)
右上の胡麻豆腐は朝4時から仕込まれたそうです。白ごまを煎りすり鉢ですり…。女将さんは大根などの皮を剥く時ピーラーすらも使いません。すべて手で剥きます。ご自宅にはレンジもオーブンもありませんでした。昔はあったようですが料理を極めて行くうちに少しずついらなくなったとか。ご自分で中ノ俣や桑取などに足を運び、そこに住むかたから直に食材を仕入れ、その食材がどう調理されるのが嬉しいのか、素材の持ち味を一番いい方法で引き出そうとされています。
「上越ってほんっとうにおいしいものが多いんですよ〜」との言葉に、自分の足下を見るということを改めて考えさせられました。まちづくりもしかり、生き方もしかり…。 近いものほどよく見えなかったりして。
『丁寧に生きる』 …なんだか今年になってから不思議と私にまとわりついているような気がします。